Mathematica、Wolfram言語

数学研究するための問題の変形方法-Part3-2

元問題
9枚の札に1〜9までの数字が一つずつ書かれています。この中から3枚の札を抜き出し、3桁の整数Aを作ります。次に残った6枚の札の中から3枚の札を抜き出し、3桁の整数Bを作ります。次の□に適当な数を入れなさい。
(1)整数Aが奇数になり、整数Bが偶数になるような整数A,Bの組み合わせは全部で□個あります。
(2)整数Aと整数Bの差は最も小さい場合で、最も大きい場合でになります。
(平成30年度 慶應義塾中等部)

コードの例

(1)

aa= Select[Tuples[Range[9], 6], (#[[1]] != #[[2]] != #[[3]] != #[[4]] != #[[5]] != #[[6]]) &];
Length[Select[aa, OddQ[#[[3]]] && EvenQ[#[[6]]] &]]

(2)

aaa = Select[aa100*#[[1]] + 10*#[[2]] + #[[3]] < 
100*#[[4]] + 10*#[[5]] + #[[6]] &];
Select[aaa, (100*#[[4]] + 10*#[[5]] + #[[6]] – 100*#[[1]] – 10*#[[2]] – #[[3]]) < 15 &]

変形問題
9枚の札に1〜9までの数字が一つずつ書かれています。この中からn枚の札を抜き出し、(n/2)桁の整数Aを作ります。次に残ったn枚の札の中から(n/2)枚の札を抜き出し、(n/2)桁の整数Bを作ります。次の□に適当な数を入れなさい。(ただし、nは偶数である)
整数Aと整数Bの差は最も小さい場合で、最も大きい場合でになります。

結果一覧

n=2の時、 ア= 1   イ=8 {1,9}

n=4の時、 ア= 2 {29,31}…  イ=86 {12,98}

n=6の時、 ア= 14   イ=864 {123,9789}

n=8の時、ア=136 {4987, 5123},{5987, 6123}  イ=8641 {9876,1234}

考察

よく考えれば当然だった。

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