-高校の授業の現状-
※この記事は、日本の一高校生としての私見であります。この意見は自然科学のように答えが明確でこの意見が必ず正しくその通りにしないといけないというわけではありません。その旨をご了承くださいませ。※
iPadを授業に取り入れている高校があります。これで本当に成績は上がるのでしょうか。
逆に、いままでiPadなしで授業していたのに、急にiPadを使って授業しろと言われてもできるでしょうか。そもそもiPadを導入する目的はなんでしょうか。他の学校が導入しているから真似するということなのでしょうか。
iPadとは
ここでiPadについて説明します。iPadはiphoneと同じApple社の製品です。また、iPadとiphoneは機能はほとんど同じで、画面が大きく、重いだけです。
なぜiPad?
では、なぜiphoneではなく「iPad」なのでしょうか。それはiPad内にダウンロードされている電子書籍の教科書などを大画面で見るからなのでしょう。しかし、授業で電子書籍の教科書を使っているというのは全くと言っていいほど聞いたことがありません。そもそも教員の中ではiPadの使い方を完全に理解している人はあまり多くないです。
iPadの授業
ここで、iPadを使った授業について説明します。iPadでは先生がpdfでデータを送る、iPadでテストを解く、iPadでなにかを検索するこれらのことしか授業ではしません。しかも、それらはすべて紙媒体の方が良いですし、検索するときは辞書で調べた方が効果的です（所感ですが）。中でもiPadでテストを解くというのは、ほぼ無茶なことで、テストしている時にsafariやgoogleで検索すれば答えが出てきますし、英語の単語テストであればキーボードの予測変換で答えが出ることもあります。（実際にそれで成績がついているようです）
根本的な話にはなりますが、授業中、机の上にゲームやYouTubeを見れる電子機器があれば、授業を聞かずに触ってしまうのは人間の心理といっても良いでしょう。仕方がありません。このような生徒はクラスの３分の１ほどいます。
もうここまで読むと分かりますが、導入する必要は絶対にありません。（と思います）
iPadの匿名性
もう一つ、ここで、例を出します。全員がiPadを持っているのでiPadでアンケートができるようになりました。iPadで授業などのアンケートをする場合、「このアンケートは匿名ですので、嘘偽りのない心で回答してください。」と言われます。iPadや「アンケート」のアプリを詳しくない私たちに「匿名です」と言われても本当にそうなのかわからないですよね。実は裏で名前が控えられたりしたら怖いものです。そのため、アンケートでは正しいとされている「正解」（授業中はしっかり授業を聞いています。などの模範回答）をマークします。やはりこの面でも紙媒体の方がいいでしょう。
ではiPadでYouTubeなどを制限したらいいじゃないかと思いますよね。しかし、制限しても裏ルートなどを使って触ってしますものですし、そもそも制限を厳しくつけすぎると学習のツールであるiPadの価値を下げてしまいます。
結局
iPadの導入を考えている場合は再度改めて考え直されたほうがいいかと思います。
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